スタッフガイド5/16

<<前のページ 次のページ>>

--安全・衛生--

【はじめに】

ここからは、スタッフの皆さんに知っておいていただきたい 安全・衛生 について、説明します。

安全・衛生とは、労働災害の未然の防止や、作業条件・作業環境を適正に整備をすることで、安全と健康の確保を目的とした活動のことです。 就業場所では、安全・衛生が徹底されていますが、労働者のちょっとした不注意や油断が思わぬ 労働災害 を招きます。 日々何を注意するべきかを知り、安全・衛生への意識を忘れずに業務をすることで、身の回りに起きるかもしれない労働災害をゼロにするよう、役立ててください。

【災害原因】

不安全行動 (ヒューマンエラー)

労働災害のほとんどは労働者の不安全行動 (ヒューマンエラー) が引き金
労働災害が発生する原因は労働者の不安全行動と、機械・物の不安全状態があると考えられています。しかも、その割合を調べてみると、不安全行動に関わるものが95%以上 を占めています。この不安全行動に着目して、いかにして不安全な状態・環境・習慣を作らないように気をつけるかが、労働災害ゼロへの近道といえます。
労働者の不安全行動の原因
どのような種類の原因があるのか、理解しましょう。ヒューマンエラーは仕事に慣れてきた頃に起きやすく注意が必要です。
不安全行動の原因
人間特性 人間の能力ではできない、という「無理な作業」・「できない作業」
例えば、「暗くて (または明るすぎて)見えない」・「重すぎて持てない」 など
取り違い、勘違い、考え違いなど、判断の「錯誤」・「誤判断」
ウッカリ、ボンヤリなど 「見間違い」・「認識違い」
思い込み
教育・訓練不足 安全な作業の進め方に関する教育・訓練不足
ルール違反 決められたルールを守らないなど、「近道反応」・「省略行為」
次頁より、安全・衛生のための取組みを説明します。 ※備考 (具体的な労働災害発生原因)
労働者の不安全行動 機械、物の不安全状態
防護・安全装置を無効にする 物自体の欠陥
安全措置の不履行 防護措置・安全装置の欠陥
不安全な放置 物の置き方、作業場所の欠陥
危険な状態を作る 保護具・服装等の欠陥
機械・装置等の指定外の使用 作業環境の欠陥
運転中の機械・装置等の掃除、注油、修理、点検等 部外的・自然的不安全な状態
保護具、服装の欠陥 作業方法の欠陥
危険場所への接近 その他
誤った動作  
その他  
<<前のページ 次のページ>>