--導入研修--
【コミュニケーションとは】
人と良い関係をつくり、快適な職場を維持するためには、良好なコミュニケーションをとることがとても重要です。「話す内容の善し悪し」 だけがコミュニケーションではありません。ここではそれについて例をみながら研修していきましょう。
二通りのコミュニケーション
(1)どちらのコミュニケーションが上手(効果的)でしょうか(事例:他人に仕事を依頼する)
Aさん
昨日のトラブルで仕事が終わりそうにないんだよね、私の仕事手伝って。今日仕事のあとに用事があって、どうせ暇でしょ? 頼むよ、じゃあ お願いね。
表情 | 冷たい |
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態度 | 無礼 |
口調 | 一方的 |
Bさん
昨日のトラブルの影響で仕事が終わりそうにないんだ。あなたも忙しいと思うのだけれど私の仕事手伝ってもらえない? というのも大事な人のお見舞いに行きたいのです、お願いできますか。
表情 | 思いやりある |
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態度 | 低姿勢 |
口調 | 丁寧(断りを入れる) |
伝える内容は一緒でも伝え方が違うことで、伝わり方が変わります。実は、相手には言葉よりも 「表情」 「態度」 「口調」 などの方が、強い影響を与え、内容の印象を決めてしまいます。
(2)コミュニケーションに影響する要素
- 視覚情報:表情や態度(ボディーランゲージ)
- 聴覚情報:声のトーンや抑揚
- 言語情報:話の内容
- 言葉の内容(言語情報)<表情や態度(非言語情報)
お客さまからクレームをいただいたとき、明らかに怒った態度、口調で「怒っていません」と仰っていても、私たちはそれを真に受けることはなく謝罪を続けると思います。非言語情報の方が、影響を与えている一つの例といえます。逆に、伝える側にいるときには、「表情や態度に気をつける」 ことが大事です。そうすることで相手との距離が縮まりコミュニケーションがうまくとれるようになります。
効果的なコミュニケーションのために必要なこと
- 表情
- 態度
- 身だしなみ
- 話す内容
- 話し方
- 表情
- 最も影響力があり印象に残る
- 笑顔
- 相手の警戒心をなくす / 相手の心を開く / 相手を笑顔にする
- 目線
- 相手を大切に思っていること示す(目線を相手より長く残す)
- 態度
- 相手に誠意や思いやりを表す
笑顔の練習
目線(目じり)を下げ、 口角を上げます。そのうえで 「イ~」で終わる言葉(ラッキー、ハッピーなど)を発すると良い笑顔ができます。さっそくやってみましょう!
是非毎日、鏡の前で 「ラッキー」 「ハッピー」と言う練習してください。