--導入研修--
【はじめに】
ここからは、派遣スタッフとして入職する前に最低限皆さんに知っておいていただきたい、心構えや派遣法のこと、職場で役立つ良好なコミュニケーションの取り方について、研修をいたします。普段あたりまえのこととして捉えていることもあるかと思いますが、これを機会に、改めて知識の見直しと整理を行ってください。そして業務にのぞむ際には、快適な就業を続けられるよう、この研修での知識を役立ててください。
【派遣スタッフとしての心構え】
派遣スタッフとは
(1)プロ意識を期待されている
プロ意識とは? = 「あなたの仕事ぶりにお金が払われる価値があるか」
- 即戦力
他の社員との調和が取れる。どんな状況でも、与えられた仕事に対してパフォーマンスを発揮できる。)
対価
(2)指示された仕事は正確にこなす
- 1集中してよく聞く
- 2話を途中で遮らない
- 3必ずメモをとる
- 4期限を聞いておく
- 5優先順位をつける
- 6中間報告をする
- 他にも...
- 勝手な判断・行動をしない
(指示された仕事に対して意見があるときは、勝手に進めるのではなく指示した上司に聞いてみてから始めてください。) - 無断欠勤・遅刻はしない
(お客さまである派遣先の業務に損害を与えないよう、体調管理含め、責任を持って行動してください。) - 緊急時には連絡する
(交通トラブルなど、やむを得ない状況が発生した場合は、すみやかに 派遣先 と 派遣元 の両方に連絡をしてください。)
(3)派遣先の企業情報・個人情報を守る
- 企業情報とは
- 企業(派遣先)が持っている商品や技術、開発中の新商品に関する情報。
- 社内人事に関する情報。
- 個人情報とは
- 顧客名簿や履歴書、個人名の記載された書類。
- この情報によって個人が誰なのか分かってしまう情報。
- これらの情報を守るための3つのポイント
- 1職場の机の上は常に整理整頓
- 2仕事を社外へ持ち出さない
- 3派遣先に関することを外では話さない
(4) 派遣先との調和をはかる / 派遣先の社風になじむ
- 職場でコミュニケーションをとらない
- 職場で敬遠される
- 雰囲気がギクシャクする
- 生産性が上がらない
どんなに正確な仕事ができても、もくもくと仕事をするだけで周りとのコミュニケーションをとらなければ、会社の中で敬遠されてしまいます。社員の方々と調和し円滑なコミュニケーションをとることができるヒューマンスキルも、必要なスキルです。
(5)技術上の問題は早めに相談
自分の技術のレベルと求められる仕事内容が合わずに困った場合
派遣元の担当者に相談してください派遣スタッフは派遣先に見合ったテクニカルスキルを持った人材であることも期待されています。自分勝手な判断で、「辞めたい」 「合っていない」 「私はここの社員ではないから」 など派遣先で周囲に言って回るのはやめましょう。
派遣先でのマナー
- 派遣先のルールに従う
- 仕事のやり方や電話の受け方など、派遣先の会社によってルールや習慣は違います。あなたが派遣された 会社のルール、習慣に従って仕事を進めましょう。書類に書いていない細かいルールも多々あると思われますので、メモしておきましょう。
- 時間に余裕をもって
- 始業時間の2~3分前に出勤したら仕事の準備もできません。契約上は違反ではありませんが、職場の仲間には歓迎されません。気持ちを落ち着かせるためにも10~15分前 に出社しておくと、余裕を持って一日のスタートが切れるでしょう。
- 初日は早めに行動
- 初日は、職場の上司や同僚に ”あいさつ” をしたり、説明を受けたりしますから、さらに余裕をもって行動しておく方が安心です。30分ほど余裕があれば ドタバタしないですむはずです。
- 離席するときは
- 離席する際には上司に 「行先」 「要件」 「戻り時間」 を伝えるようにしましょう。